#entry-90 リフォーム 大崎邸
実家の閉鎖的な空間を開放感あふれる新居へ
実家を夫婦の理想の新居にリフォームしたい
大崎さんからの依頼は「結婚を機に、実家を夫婦の理想の新居にリフォームしたい」というものでした。ご夫妻が思い描いていたのは、開放的な対面キッチンと、壁のない開けたLDK。築30〜40年ほどの昭和スタイルから、大崎ご夫妻が描く新居への改修工事がはじまりました。
①壁で仕切られた閉鎖的なキッチンを開放的に
②LDKと和室を襖で仕切られた空間を1フロアに
③広くて片付けのしやすい収納スペースがほしい
LDKと和室から構成された空間の壁を取っ払い、広くて開放的なLDKにしたいというお二人の理想を叶えるため、リフォーム計画は始まりました。
耐震構造を見直し理想の大空間へ
まず必要となったのは、家を支える耐震構造の見直し。間取りを大きく変えるために、家を支える壁(耐震壁)を全て取っ払うと家が倒壊してしまいます。そこで、家を支えるのに最低限必要な壁を見極めながら、柱や壁を無くした場所には、天井の梁に補強梁を設置するなどして耐震面をカバー。理想の大空間に近づくように知恵を絞りました。
ナチュラルテイストの空間に近づける
溝渕建設がモットーとするナチュラルテイストの空間に近づけるため、天井には「木」、建具の取手や引き手には「鉄」、洗面所には「タイル」を使用するなど、自然の素材を随所に採用。県産木材の杉材を使用した玄関には、鉄のハンドルをオーダーメイドするなど、細部にまで気を配りました。
無垢材と新建材を使いわける
天井は安価な合板を市松模様に組み合わせることで天然木の素朴な雰囲気に仕立て上げ、床は傷が付きにくい新建材(人工の床材)を採用。要所要所で無垢材と新建材を使いわけるなど、メンテナス性も重視した一方で、寝室は天井、床ともに無垢の杉材を全面に使用した落ち着きと高級感ある空間になっています。
引き出しまでオーダーメイド
またキッチンは、「お菓子作りが好き」という奥さまのために、調理をしながらリビングダイニングが見渡せるようオープンキッチンに。「片付けが苦手という」奥さまでも楽しんでクッキングアイテムを出し入れできるよう、杉材を使って大小9つの引き出しをオーダーメイド。ダイニングカウンターにも、小物を分けて収納できる9段の引き出しを設置しました。
実用的でユニークな収納
リビングに4畳もある大型のウォークインクローゼットを備え付けたのは、片付け下手を心配される奥さまのお母さまたっての希望。クローゼットの中で服が脱ぎ着でき、ヘアメイクもできるという、脱いだものがリビングに散らからない工夫まで。ライフスタイルの変更に対応できるように稼働棚を備えた実用的でユニークな収納です。
新婚のお二人とお母さまの願いを叶えて
そして、もう一つ。急な来客のときも片付けがさっとしやすい「マジック扉」を設けたのもジャストアイディア。さまざまな工夫が施された新居が完成。今回は新婚のお二人と、「片付けが上手にできるような空間を」という奥さまのお母さまの願いを反映させた空間づくりとなりました。
昔ながらの実家が今風のオシャレなLDKに
昔ながらのこじんまりした実家がここまで開放的になるとは、思っていた以上の仕上がりに感謝しています。新たにマイホームを建てることも検討しましたが、費用を抑えるため実家のリフォームを決意。リフォームで思い通りの空間に仕上がるのか不安もありましたが、完成した今ではリフォームでも十分に新築気分が味わえることを実感しています。
想像以上の暮らしやすさに感激♪
何もわからない無知な二人でしたが、暮らしやすいさを配慮したたくさんの提案があり、スムーズな家づくりができ楽しかったです。全体的に木の素材を使いながらも、床は傷つきにくい素材を提案してもらったおかげで、室内犬と一緒でも、傷や汚れを気にせず過ごせています。
LDKを中心に広がる動線が快適!
LDKを中心に、玄関、バスルーム、洗面、トイレ、ベッドルーム、収納と、どの場所へでもつながる一体感のある造りが気に入っています。しかも、至るところにたくさんの収納があって、とっても便利! 楽しんで片付けができるようになりました。
ダイニングテーブルも大工さんのお手製
LDKの雰囲気に合わせてダイニングテーブル、ローテーブル、本棚まで安価でオーダーメイドしてもらって、インテリアまでトータルコーディネート。どんな要望にも答えてくれる大工さんに頼んで本当に良かったと感じています。